2015年にやったこと、作ったものなどのまとめ。一つ一つポストしておくマメさが足りなかったということは十分反省しています。
デザイン関連
少し個人でお手伝いするプロジェクトが増えた1年でした。とはいっても、もちろんそれ一本で食っているわけではないので、ほんの少しずつ、ということですが。
相変わらず本業の方で手を動かすデザインに関わる機会が少ない中ですが、途絶えずにいろいろかかわらせていただいているのがとても嬉しいです。
Mister Suite
株式会社SQUEEZEさんの「Mister Suite」というホームシェア(民泊)のコンサル・運用サービスがあり、そちらのオフライン関連のデザインをいくつかお手伝いさせていただいています。
ホームシェアはバケーションレンタルというような表現でも知られているかもしれませんが、Airbnbなどのプラットフォームを通じて旅行者がホストの家に民泊するという仕組み。「暮らすように旅行する」ことができるとして、海外では当たり前になりつつあるスタイル。「Mister Suite」は、そんな民泊の運営のコンサルティングからトータルサポートしてくれるサービスです。
<●Welcome Guide>
民泊時のゲスト(宿泊者)に物件を紹介するサービス案内+ウェルカムメッセージのガイドブックのデザインフォーマットを制作しました。
海外の利用客が多いこともあり、物件の写真を用いた部屋の使い方から日本のマナーや近隣の季節行事・観光地までを網羅したスペシャルな資料になっています。
<●Mister Suite サービス紹介パンフレット>
「Mister Suite」のサービスを紹介するパンフレットをA4の8ページで制作。デザイン・レイアウトだけではなく印刷相談も担当しました。
サービスの細かい紹介や実際の物件の写真など内容も盛り沢山で作りごたえのあるパンフレット制作となりました。
groove
代々木の美容室grooveのWebサイトを制作。デザインとフロントの実装まで。やり残しやり途中案件になっているので、今後も良くしていきたいです。詳しくはこちらのエントリで。
シミズメガネ
千葉県は柏市の駅前に本拠地があるメガネ・コンタクトの専門シミズメガネさんの動画制作プロジェクトを一部お手伝いしています。
商品の紹介や目に関する啓蒙活動のタネをドンドン動画にしてコンテンツを増やそうという大きな流れの中での一つとして、動画のフォーマットとなるベースを制作しました。
運用をミニマムに、とにかく中身を、作り込んでしまうと視聴側が共感を得にくい……などなどの鋭い視点でコンパクトに回せるよう、Powerpoint形式で次々動画を作れるよう体制も考えながらの制作でした。きっとこういうスタイルで展開していく事業者やお店なんかが増えていくのだろうな。その走りとなる経験をさせていただいたような気がしています。
円熟女子会
円熟女子会は、これから円熟していくであろう女子たち(そして男子たち)の役者を集めたというコンセプトの劇団。その第二回公演となる「逢うなら夢で 〜ボクの怖い女たち〜」の宣伝美術担当として、フライヤーデザインを担当しました。
▲スタッフの宣伝美術に名前を入れてもらっています!!!すごい!!!感動!!!
ダブルキャストで5日間ということで大規模な公演のフライヤーでしたが、初判の台本だけちらっと見せていただいてイメージからすべて任せてもらった中で作っていけたのがとても楽しかったです。
特殊な経験としては、一緒にタッグを組んでくれた本業の方での同期のササリナがカメラマンをやって、2人でキャストの写真撮影から担当したこと。勉強になりました。
★実際にこちらの公演に12月頭お邪魔してきましたが、すっごく素敵なお芝居で観終わった後とても幸せな気分になりました。演出の富田さん、恐るべし……!
書籍工暦として
<●文学フリマガイドブック>
こちらエントリしましたね。2015年春の7号、メインで担当しました。
<●第三回文学フリマ大阪公式カタログ>
こちらも実は昨年に引き続きのプロジェクトでした。今年は大きな乱丁が出ず、早めの進行ができたことが進歩だったと思います。。使いやすさを重視。
その他…
その他、合唱団のロゴを作ったり、司法書士になる友達の名刺を作ったり、情報系大学院生のテストプログラム用のキャラクターを描いたり……。
思い出すといろいろ作りもの系でもちょこちょこやる機会をいただいた1年でした。後述のリベンジ系の作り物もけっこうやったよ!
音楽関係
今年はかなり歌った……。感覚としてもかなり歌ったけれど、振り返りで一つ一つ思い出してみると、本当に休みなく歌い続けてるな……笑 これまで平日に仕事後歌う時間を作るなんて考えることも出来なかったけど、仕事が忙しいとか残業とか、そういうのってどうとでもなるのね。本気になれば歌いにも行けるということがわかったし、そのへんのバランスももっと上手にできるようになるとよいな。
はらわた(合唱)
こちらはいくつかこのブログでもきちんとしたエントリを上げているのでお馴染み。僕の書いた曲を企画のチームとして演奏しているものです。今年は「Ver.2」で7月の東京都合唱祭、「Ver.2.1」として11月のリベンジ☆合唱祭にそれぞれ参加してきました。
あちこちパートを回されて、ついに本番という場所で一部ソプラノデビューまで果たした。
はらおか(男声カルテット)
はら●●シリーズとしてははらわたの兄弟企画と位置づけることもできる、原田さんと岡田さん(はかたさん)が中心となったバーバーショップカルテット企画。4月に中野の教会で開かれたイースター音楽祭に出演しました。
バーバーショップという4声でバリバリハモらせるアメリカンスタイルのカルテットにはこの企画で初めて出会いましたが、今では一生バーバーショップだけ歌って暮らせればそれだけで何も要らないと思えてしまうほどバーバーショップ好きに。クラシック初のクワイアとの視点の違いは、やはりベースに対する和声ではなくリードボーカルにどうハモっていくかという部分。お得意のファルセット領域で輝けたのも嬉しかったことの一つ。
演奏したのは、下記4曲。どれも楽しかったです。
- Tonight, Tonight
- Lazy Day
- Alleluia
- It is well with my soul
熊々舎男声合唱団 がんばれ!ベアーズ(合唱)
野本カントク率いる男声合唱団「がんばれ!ベアーズ」の初舞台が8月にありました。森の音楽会@オリンピックセンター小ホール。年明けごろから本格的に参加させてもらって、最初は練習もそこそこに飲んでばかりいたような気がする合唱団でしたが、気がつけばちゃんと歌える(?)ように……! オリジナルのユニフォームまで作る突き抜けた感じがすき。Tシャツ用にロゴをデザインしましたよ。
演奏したのは、WIliam Byrdによる3声のミサから2つと、林光作品
- Kyrie
- Gloria
- 石ころの歌
HaraJovi(合唱)
これもはら●●シリーズの兄弟企画、ジョビというチャラい男が絡んでいます。黒人霊歌やアメリカン・ポップスをやるチームとして集まって、例によってリズムセクションからのアプローチでまとめた曲を披露。10月の府中の森公園での野外コンサートに出場しました。
- Heal the world
- Swing low, sweet chariot
- Nine Hundred Miles
- Hear my prayer
- The battle of jericho
カッコイイ!ってなる曲が沢山でした。アレンジもいいんだよー。
それから、この企画ではわりと同世代方面の歌仲間が広がったのがとても嬉しいイベントでした。歌える若手ってこーんなにたくさんいるのね。悔しいとか負けたくない、とかそういうのではないんだけど、なんかただ呆然と世界って広いなーって。改めて知ってる範囲なんて限りなく狭いところなんだろうなぁって思ったのでした。
この企画を軸足にして、打ち上げ研究会という飲みたいだけのバカな集まりもゆるゆると結成。本当にバカ。
アンサンブル・ヴォカル・アルカイク=東京(合唱)
<●コロ・フェスタ2015 in 小江戸川越>
毎年の企画ですがアルカイクとしてコロフェスタに参加してきました。川越に新しくできたウェスタ川越という立派なホールで歌い、狭山に宿泊して……。今年こそいろんなところに顔を出したりしていましたが、学校を卒業してから仕事の合間にまともに歌えてた場所は、ほぼアルカイクだけだったので、今となってはここもホームな場所だなという嬉しい感覚もある(それなのに久しぶりだったので)中での11月のコロフェスタでした。
演奏したのは、上田真樹作「花と風と」をなんと一曲集まるまる。岸田衿子テキストにのせた爽やかな曲たちです。
- かぜとかざぐるま
- ありくいながら
- 一ぽんの木は
- 花のかず
7月に合唱団ひぐらしのコンサートを聞きに行って、そこで初めて出会った「花と風と」の曲集に一目惚れ(一聴き惚れ?)してしまい、歌う予定もなかったのにすぐ楽譜を購入。まさかその数ヶ月後に歌うことになるとは想像していなかったけれど、歌えてよかったなぁ。本当に歌ってて素敵な気持ちになる曲で、ちょっとばかり力を入れておかないと、ふとした優しさに泣かせられてしまうような、そんな曲でした。
<●レコーディング>
アルカイクのメイン活動の一つともなっているレコーディング仕事。前述の「はらわたVer.2.1」の本番次期とダダかぶりだったためなかなか練習日程が合わない中だったけれど、参加できてよかったレコーディングでした。そして実は、今回レコーディングに女声として初めて参加することに……! まさかのアルトでも銀盤デビュー(違)
アルカフェ・クワイア
荻窪のライブカフェ、アルカフェを中心にしたポップスクワイアの集まりがアルカフェクワイア。夏の合唱祭にもお誘いいただいていたけれど、当時はまだキャパシティもなく(そして実は密かに転職活動的なことをちょっとだけしていたので;結局辞めましたが)12月のクリスマスコンサートに向けてのフェーズから参加させてもらい、荻窪から遠くに引っ越した後に散々荻窪まで足繁く通うハメになりました。
前述のHaraJoviもポップスだし、ここでは詳しく書かないけど別途エントリした表参道高校合唱部!のアレンジ作品を歌ってみるあつまりもポップス由来だし、バーバーショップにも触れたし、そもそもはらわたで書いてる曲なんてポップスの作りだし……。
今年はポップス×合唱というのが一つの(後付の)テーマというかキーワードになっていたということを振り返りながら、アルカフェクワイアでその集大成というか、かけらを拾い集めてどうにかそれをまとめて輝かせようとしているような状態だったなぁと思いました。耳馴染みのあるクリスマスソングばーっかり集めたコンサート。最高に楽しかったです。あと僕は英語が苦手です。
演奏は全部で10曲。よく歌いこんだ。
- JINGLE-BELL ROCK
- Rudolph The Red-Nosed Reindeer
- The Christmas Song
- Jingle Bells
- Let it snow, Let it snow, Let it snow!
- Caroling, Caroling
- The Gift
- Try to Remember
- Have Yourself a Merry Little Christmas
- Santa Claus is Comin’ to Town
記憶に残っているのが、打ち上げで歌い出した挙句、閉店だから締めるよー!という声に呼応して「じゃあ、蛍の光」「はい、【プー】」とピッチパイプが吹かれると、好き好きにハモったりアレンジしたりしながら蛍の光を歌うという締め方。個人的にものすごくツボで、ああなんて幸せなんだ、と思わされた瞬間でした。お店閉まるからって、蛍の光を自分たちで歌うなんて!
Piercing Cyclone(音楽ユニット;?)
たまると2人で音楽やるときのチーム名。高校の時にカッコつけて名前だけつけていたんだけど、特に何かがあるわけでもなく、なんとなくある意味眠らせていた団体。ふとしたきっかけで、ちょっと前までオレが同じ会社で働いていた友人が、実家の教会で開催するユースクリスマスディナーのイベントに呼んでもらい、そこで演奏する機会に恵まれた。
思えばなんと、Piercing Cycloneとして人前で演奏するのはこれが初の機会!結成してから8年目になるのに、なんてこった。ひっくり返すと、当時何曲かしたためていたオリジナルソングがあるし、クリスマスソングメドレーをラフに演奏してステージにできるね、となんとか1週間で準備。バタバタしてたけど、最高にたのしかった。
昔の、それこそ若気の至りで出来てしまった曲を、今まで大切にしていてそれを演奏する日がくるなんて!!そんな幸せな気分に重ねて、将来は自分の教会を、と望む友人の姿を久々に見れたことと、その友人が仕事を辞めるに至った苦しさに、少しでも自分が光になっていたということを知ることが出来て、なんて言葉にしたら良いかわからないような温かい気持ちになった、冬のある夜でした。
演奏したのは、クリスマスメドレーに加えて下記オリジナル2曲。
- Nelly’s Christmas
- Endless World
Nelly’s…は、イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ……と構成をバラバラにしてパーツパーツをお互い別々に作り、くっつけてみたら曲になった、という遊びから生まれたクリスマスソング。結構自分で好き。
一方のEndless…は、循環するコードの土台をベースにいつまでも続いていってほしいような今(=当時の若いときの気持ちだとか、音楽やその他に立ち向かう無敵感、永遠ではないとわかっている時間など)がずっとずっと続いたらいいのにね、という気持ちでコードをオレが、メロディーをたまるがメインで曲に仕上げたインストのナンバー。鍵盤ハーモニカの音色が良い味になった。
やろうと思えば、今だって無敵になれるのね。怖いことなんて何もない。そんなことを一瞬だけど思い出せたような、そんなライブになりました。
その他…
目黒のライブカフェでのオープンマイクイベントに飛び入りしてみたり、以前エントリしたレッツ!オモコー企画で表参道高校合唱部!作品を歌ったり、まだ本番を迎えていない「合唱団轟」の演奏会にお邪魔させてもらうことになっていたり、本当に数えきれないぐらい歌う機会・音楽をする機会に恵まれた一年でした。新しく立ち上がった白いうた青いうたを歌うチームも、楽しみ。
イベントとか
リベンジ★中夜祭
東葛飾高校の文化祭(中夜祭)を大人になった今もう一度、思うように動けなかった部分もあったけれど、またどんでもなくバカなことを一応形になるまでやってしまったなぁというのだけは残っている。イベントを通したデザインのトーンとかって言う部分で見られたのが楽しかった。あとやっぱり学校っていうのは素敵だ。たくさん忘れ物をしてきたと思うけど、こうやって拾いに行くとまだそこに落ちたままでいてくれる。
リベンジ☆合唱祭
もう上述と同様雑な振り返りになるけれど、こちらは2年目となるリベンジ企画で、去年より少し薄めの運営へのかかわりになってしまったかもしれないが、いろんなタイミングとかに恵まれて、(イベントの出発点である東葛高校OBOGではない)外部の人をかなり巻き込んだ物にできたことが満足。それが、内輪だからってはねのけられるのではないか、と余計なことを考えていたことも今では少し恥ずかしい。こちらのイベントはなんだか今回でポッキリ終わってしまうものでも無さそうな雰囲気。さてどうなることやら。むにゃむにゃ。
お出かけなど
富山に行ったのと、マジでテント張るタイプのキャンプに行けたことと、弾丸で福岡に往復したり、無駄に車で浜松いったり、新潟に旅行して結局トランプしたり。お出かけもいくつかできたのでよかったです。でも海外にはそろそろ行きたい。トルコとか。
と、いうわけで……
2015年、大したことのない年だったかなぁとも思ってしまうほどだったけれど、一つ一つ思い返していくとそんなことは全く無かった。むしろいつ本業の仕事してたんだオレ。とはいえそっちも、思いつきで朝早く行くようにしてみた時期もあったし、手当たり次第にセミナーや勉強会に顔をだす時期があったり、結構好き放題働いた(不思議な言い回しだが)ような気がしています。あー楽しい一年やったわ。
2016年の目標は、2015年の後半でもう決めていました。じゃあその時から実践しろよという感じですが、何か意識的な区切りや外部要因に思える環境的なものって、意外と使いやすいのよ。
今年の目標は「チャンス◎」でいきます。2015年、幾つかの瞬間でふと「あれ、今これってもしかして逃したら勿体のないチャンスなのではないか」という瞬間に少しだけピンと来たことがあったのだけれど、それがあまりうまく活かせないまま日常の忙しい(と表現するのに適したつまらない)作業の方にパワーを注いでしまったり、得意だとすら思ってしまっている言い訳を並べてわざとそちらのジャンプ台に踏み出す道を塞いでいたような気もしていて、それは絶対にやめよう、チャンスに強い男になろう、と。それが2016年の目標。
きっと仕事でもなんでも、ここは【時じゃない】と思った時は要領よく過ごし、ここぞというときに火事場の馬鹿力が出せるようなのが次のステージの大人というものなのではないかな、と思っているのです。
そんなわけで、今年もどうぞみなさま、よろしくお願い致します。