24


Nov.

2014.11.24

[書籍工暦]文学フリマガイド 二〇一四秋第六号 のデザインを担当しました

bunfreeguide_06

書籍工暦*にて、文学フリマガイド二〇一四秋第六号を制作いたしました。第十九回文学フリマで販売された文フリガイド。書籍工暦名義では初参加でしたが、僕個人としては3号目のお手伝い。

文学フリマとは?

各人が文学だと信じるものをお互いにぶつけあうイベント(だと僕は思っています)で、僕も高校時代の新聞部の仲間で評論誌を作って出典したことがあります。イベントについては、僕の雑な説明では語弊が語弊を呼ぶ感じになると思うので、公式サイトをご覧ください。

文学フリマ

文学フリマガイドブックについて

名称の変更はあれど、第6号を数える「文学フリマガイドブック」。新しく掲げられた文学フリマガイドブック第3宣言を読むと、非公式の看板を外すことはこれまでの文フリガイドの魂を失うものではなく、むしろより「ガイドとしてどうあるべきか」を貪欲に追求していくという姿勢を感じます。
その意志をより反映できるよう、第5号までの制作で得たノウハウも活かしながら今号の制作にあたりました。打ち合わせや制作中のやりとりの中でも、これまでの文フリガイドの流れの先にある、進化したガイドになるのだという印象を強く受けました。

第5号との違い

進化した部分として一番目立つのは「ヒトコト推薦」でしょうか。見開き推薦の4分の1のスペースに、書影と文字通り「ヒトコト」の推薦が掲載される新企画です。文学フリマのWEBサイトによると、「長々と推薦理由を書くより、短く端的に述べた方が作品の紹介になる場合などに適した紹介方法」だと記されています。
作品ごとにさらに適したガイドをするための視点から生まれた企画なのでしょうか。読者としては、推薦作がより多く掲載されるという点でも嬉しいですね。

と、いうわけで

多くの作品情報や書影、たくさんの推薦者や評定員の方々の文章、そして責任編集の方々に文学フリマ事務局と、様々な人が関わる本プロジェクト。改めて組版・デザインとはグラフィカルな要素の作業だけではなく、情報整理・コミュニケーションの方法なのだと気付かされました。

関連してそうな記事

  • See you ‘again’ 2015.
  • 代々木の隠れ家的美容室「groove」のWEBサイトを作りました
  • [書籍工暦]文学フリマガイド 二〇一五 第七号 のデザインを担当しました